基本的な考え方は「助け合い」です。将来、誰にでも起こりうる損害や経済的負担に対して、みんなで少しずつお金を出し合って備えるという「相互扶助」の精神から生まれた仕組みが保険なのです。

 

集められたお金の一部は経費として使われますが、大部分は将来の保険金支払いのために積み立てられます。

 

保険はよく貯蓄と比べられますが、貯蓄は基本的に「個人」で徐々に貯めていくものなので、お金が必要なときにその必要額があるとは限りません。対する保険は、「大勢の人」が加わって行うもので、必要なときに必要な金額を得られるというメリットがあるのです。

 

保険料はどうやって決める?

実際に、保険料はどのように決まるのでしょうか? これには、次のような方程式があります。

 

「保険料」=「純保険料」+「付加保険料」

 

「純保険料」が被保険者や保険金受取人が受け取る金額の原資となり、「純保険料」の総額と実際に保険契約者に支払われる「保険金」の総額は同じになります。これを「収支相等の原則」といいます。「付加保険料」は、保険会社が自社を運営・維持するためにかかる費用のことです。

 

社員の人件費や家賃などの経費を保険料に上乗せして計上されます。損害保険会社の場合は、代理店への手数料などもこれに含まれます。

 

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