自動車保険の保険料を決める要素の一つに等級制度があります。契約車両の事故歴によって保険料の割増引率を適用する制度です。

 

等級は1等級から20等級まであり、新規契約時は6等級からスタートします。1年間の契約期間中、事故で保険を使わなければ翌年度の等級が1等級上がり、事故で保険を使えば事故ごとに翌年度の等級が3等級あるいは1等級下がります(等級が下がらない事故もあります)。

 

使うか使わないかの判断基準は?

自動車保険を使うと翌年度以降の保険料が上がることから、ちょっとした修理では自動車保険を使わないということも考えられます。どのような基準で判断すればよいのでしょうか。

 

判断基準として考えられるのが、「元の等級に戻るまでに余分に払う保険料」と「車の修理費用」を比較して、「車の修理費用」の方が大きければ保険を使うというものです。

 

例えば、車の修理費用が5万円で元の等級に戻るまでに10万円を余分に支払わなければならないのであれば、総合的に考えると保険は使わずに自腹で車を修理した方が得です。

TOPへ